このデブ化現象を打破すべく、オタキングこと「岡田斗司夫」のダイエット本「いつまでもデブと思うなよ」を読んでみたのですが、
現在は「学歴主義社会」から「ブランド主義社会」、そして「見た目主義社会」となった。
やせたことで周囲の目が変わった。
とある。 あ~最近ブームの声優アイドル化現象を見ているとまさにその通りだなーと思った。
男なら誰しも自分がカワイイとおもうレジっ子のところへいきたくなるだろう。 もちろん僕もそうだ。
「いつまでもデブと思うなよ」ではビールの売り子さんで例をあげていたが、売り上げは、かわいい人と、そうでない人とでは売り上げが全然違うらしい。
しかも企業側が、率先してビジュアル面を重視して人を雇用している現実がすでにあるらしい。
これは、僕だけではない話であろう。
たぶんこのクセ初めは、ドラゴンボールの孫悟空の声の人はずっと男だと思っていた中学生の頃、あるテレビではじめて、野沢雅子さんがそれだとわかったとき、非常に驚きとギャップ、そしてエエエエエエェ(゚д゚;)ェエエエエエエエと思った記憶が未だ鮮明にある。
それからというもの、気にったアニメの声優さんはどういう顔をしているのだろうと調べるクセがついてしまった。 やれエヴァやガンダムやナデシコ、やれAirやPia キャロッ・・
その結果として、はっきりいってしまえば、ガッカリすることの方が断然大きかった。 えっあんなカワイイ声なのに、これかよ・・・とか、えっ?こんなおばさんだったの!?とか。
しかし、最近そういう負のギャップを段々感じなくなってきた。 一番驚いたのは「涼宮ハルヒの憂鬱」のメインキャスト達である。 男女含めてもの凄いビジュアル数値である。 平野綾、茅原実里にも驚いたが、小野大輔のイケメン面には、もっと驚いたものである。
しかも、声優ソングが、オリコンで上位に登場することも段々珍しいことではなくなってきた。
僕の声優ソングとのファーストコンタクトは、水樹奈々の「ETERNAL BLAZE」なのだが、ちょうどそのくらいから声優ソングがオリコンチャートにて目立ってきた気がする。
今から5~8年前には、オリコンチャートTOP10に声優ソングが、からむことなんて、ほぼなかったと記憶する。 アニソンという広い括りですらあまり記憶にない。
が、現在では、アイドル声優の筆頭ともいえる平野綾なんて単独名義でも、ノンタイアップでも上位にしっかりからんでくる。
これはなぜか?
やっぱり声優さんが単純に可愛くなってきたからだと思う。
岡田斗司夫さんの唱えた、ちょっと嫌な感じがする「見た目主義社会」というのは、今の声優周りを鑑みると当たっているなーと思えてしまう。
昔はキッチリ、声優ファンとアイドルファンがしっかり別れていたが、今は結構混ざり合っているのではないだろうか? とくにアイドルファンになるべく人が声優ファンの方に流れている気がするし、一般からの流入もビジュアルの向上によって間違いなく増えてきているだろう。
僕は、そんなに声優について深く知らないし、実力の判定など出来ないけれど、アイドル声優の固まりである「ハルヒ」の面々は、全然違和感も感じなかったし、棒読みなど、皆無だった。
ということは、これからの声優は、実力があるのは当たり前で、それプラス、ビジュアルがよくないとアニメに起用されないのだろうなーと。
アイドル声優で固めた、ハルヒがコケればよかったのだろうが、あれだけ成功してしまい、関連商品、キャラクターソングもあれだけ売れてしまえば、実力だけあっても、ビジュアルがダメならば、アニメ声優に起用されなくなることは増えていくだろう。(しかも最近では映画にて、ド下手な棒読み芸能人ばかり使われている現状もある。)
昔から「見た目主義」なんて存在するじゃんと思われるだろうけど、怖いのは企業側、社会側もその傾向になってきたということである。 不細工だから就職できない、キタなそうだから、落とされたなんてことは、もう現実にあるかもしれないのである。
だから、おれはsmart