和洋風KAI

クサイ歌詞が目立つラブソングはよくて、なぜ電波ソングは敬遠されるんだ?


最近思うことがある。

それはラブソングの歌詞の内容。

みなさんもよく聴いているであろう。もちろん僕もたまに聴いている。 しかし、それらの歌詞をよく読んでみてほしい。だいたい、

「愛してる」

のフレーズがあるとおもう。

「会いたいよ」「でも会えない」

なんてあたりまえ。 挙げ句の果てには

「君以外なにもいらない」

なんてフレーズも平気で出てくるのだ。しかし現実に戻るとこんなクッサイフレーズ普通の会話にはでてこない。てか恥ずかしすぎて並の神経じゃとても言えない。

「オタクの曲聴いてるなんてキモイです。」

最近こういうコメントをもらうことがある。

ちょっと待ってくれ!こんなクッサイ歌詞が目立つラブソングと電波ソングの差ってなんだね?

音を切って歌詞を朗読してみろ!どっちも恥ずかしすぎて読めないはずだ!

オタクっぽい曲。 すなわち電波ソングにもいろいろあるわけですが、たとえばUNDER17の「天罰!エンジェルラビィ」の歌詞をみてみましょう。

天罰!エンジェルラビィの歌詞

これを音を切って人前で朗読しようものなら、恥ずか死にしてしまいそうになるだろう。

しかし、このラブソングだって人前で朗読しようものなら、恥ずか死にしてしまうと思う。

等身大のラブソングの歌詞

1年か2年ほど前に大ヒットしたAquaTimezの「等身大のラブソング」である。

「おまえは俺の腕の中で幸せな女になれ」なんてクサイフレーズが平気ででてくるのである。

挙げ句の果てには「たばこを吹かし想像するんだ二人の未来」なんてフレーズもある。
どんだけナルシストなんだよ!といいたくなるくらいである。

けなしているわけではない。ラブソングも電波ソングも同じなんだということをいいたい。

歌詞はお互いひけをとらず恥ずかしいことをわかってもらえたと思う。

そうカッコイイとされるJ-POPのラブソングも、恥ずかしいとされる電波ソングも同じなのだ。

この曲はオタクっぽいからといって、オタクっぽい曲を否定することはないのだ。

たしかに人間それぞれに好みがある。 だからといって聴きもしないで、読みもしないで、ただ「オタクっぽそうだからキモイ」と決めつけるのはどうかなぁ~と思うのだ。

もし、金髪で長身で筋肉質でサングラスをかけて、めちゃくちゃヤンキーっぽいやつのイヤホンから電波ソングが音漏れしたとしたら、逆にめちゃくちゃカッコイイと思わないかい?

無理に電波ソングを聴け!なんていわないけれど、触れもしないで軽蔑するまでいっちゃうのはどうかなぁ~と思う今日この頃。