ソフトバンクの最低料金だけ下げる戦略は実は凄まじい。
NTTドコモが「パケ・ホーダイ ダブル」を掲げ料金改定を受けて、ソフトバンクモバイルの方もパケット定額フルの料金を下げました。

ドコモの新パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」発表を受けて、ソフトバンクモバイルが恒例の「24時間以内に対抗サービス投入」を実践しています。今回の改定は段階制サービス「パケット定額フル」定額料金の下限を1029円に引き下げるもの。パケット定額フルは今月5日に5985円固定から1695円 ~ 5985円の天井付きに変更されていましたが、今回の下限引き下げによりiPhone 3Gの最低月額料金は2324円まで下がることになります。

ソフトバンク、ドコモの新パケット定額に対抗、iPhone 3Gの最低月額は2324円に - Engadget Japanese

単純にドコモに対抗して、iPhone 3Gを最低月額料金を安くしていると思うけど、よくよく考えると、これはなんという凄まじい戦略なんだろうと思ったんだが

実はiPhone 3Gの最低月額料金を下げることによってソフトバンクは2度得することになる。

上のニュースを読むと、単純にドコモに対抗し、価格を安くすることで、iPhoneやソフトバンクに注目を向けるといった目的ももちろんあるでしょうが、もっと重要なことに気づきました。

最低月額料金を下げることで、iPhone 3Gユーザーがパケット通信をなるべく押さえるようにすることもできるのです。

知っての通り、iPhone 3Gは定額制でパケット使い放題なわけなんですが、定額なため月5,985円以上のパケット通信料は徴収できないわけで、最低月額料金を下げることで、ユーザーがなるべく3G通信を使わなくなり、無線LANに移行・・・・。

な具合で通常のケータイの何十倍何千倍ものパケット料がかかる、iPhoneでの3G通信にかかるコストを下げることができるわけです。

ソフトバンクの回線は、ドコモなどに比べれば、まだまだ非力といわれており、実際僕もそれは感じまくるわけで、回線の混雑、コストも下げることができ、なおかつソフトバンクやるね~!と注目を浴びることも出来る。

これはなんて一石二鳥な戦略なんだろうと。。。 う~ん。やるねぇ~ソフトバンク。

しかしながら最高月額料金を下げてくれんと、我らヘビーユーザーはちっとも潤わないわけなんですが・・・。