アルファルファモザイクさんに、iPhoneが日本のケータイに勝てたのはなぜか?という記事があったので、個人的な意見を書いておこうとおもいます。
Appleとソフトバンクは実際の販売台数を公表していないため、ハッキリ何台売れているかという数字は見えないのですが、他業者がおこなっているリサーチによるとiPhoneがかなり売れている事がわかります。
・携帯販売ランキング(6月29日〜7月5日):好調をキープした「iPhone 3GS」 (1/4) – ITmedia +D モバイル
・携帯販売ランキング(9月7日〜9月13日):「iPhone 3GS」が総合1位 ドコモ端末の「枯れ」も顕著に (1/5) – ITmedia +D モバイル
それでは、ここまで売れたiPhoneの魅力とはなんなんでしょうか?
カッコいいデザイン。
もう何度口酸っぱくしていっているのかわかりませんが、いわせてください・・・iPhoneはカッコいい!とっ・・・!
友人と話のネタになるアプリが豊富。
iPhoneには大変便利なアプリもあれば、おバカなアプリも多いのですが、このおバカなアプリが全然バカにできない!
iPhoneでかめはめ波を撃ってご覧なさい・・・。iPhoneでビールを飲んでご覧なさい。
あなたは、瞬く間に話の中心になることが出来るでしょう・・・!(何度か実証済みw)
地味ながらサクッとフルブラウジングできるSafariの出来が結構大きいのではないか?
マイコミジャーナルさんの「iPhone所有者」の男女比率、男性が7割超で圧倒的という記事によると、
iPhone所有者にiPhoneで利用している機能を尋ねたところ(複数回答形式)、「サイト閲覧」が最多で85.9%、次いで「メール」(84.5%)、「iPod機能(音楽・動画)」(70.4%)が続いた。携帯電話の基本機能である「電話」は64.8%だった。
というわけで、8割強の人がiPhoneでサイト閲覧を楽しんでいるようです。てっきり豊富なアプリを楽しんでいるかと思えばそうじゃなく、「サイト閲覧」が主だったのが正直驚きでした。
ただ、日本のケータイにもiPhoneが出る前からとっくにフルブラウザはありましたし、僕もiPhoneを買う前はそのフルブラウザを使っていました。
しかしながらはっきりいって使い物になるレベルでは到底ありませんでした。
反応も遅くレンタリングもトロトロ。しかもiPhoneと違い左端から表示するものだから、肝心の文章がどこにあるのか確認するのも一苦労でした。しかも、フルブラウザするためには、追加料金を支払わないと定額にならないという制約があるのも非常に不満足でした。
その点iPhoneはほんとにサクサク「サイト閲覧」できてしまう。
パッとサイト全体を表示してくれて、読みたいところを指でズームするだけ。タッチパネルの反応もかなり直感的でスムーズ。文字を読む時も文章をダブルタップすることで、読みやすいカタチに自動でズームまでしてくれます。
しかも、最近ではiPhoneの活躍もあってかiPhoneサイズに最適化してきたサイトさんも増えてきました。
結局今も昔もケータイに求められているのは結局基本的なところ(サイト閲覧、メール、電話)じゃないかと。
日本のケータイではサクッと出来なかったサイト閲覧(フルブラウジング)をiPhoneは、やれてしまう。地味かもしれませんが、そここそがiPhoneが日本のケータイに勝った大きな柱の一つだったのかもしれません。
iPhoneを持っている人を見て購入した人が結構多いのではないか。
iPhoneの顧客満足度は非常に高いそうです。
本日の朝日新聞にも載っていましたが、Gfk Marketing Services Japanが、2008年を通してのさまざまな製品の顧客満足度調査の結果を発表していました。 同調査では、アップル製品が、なんとデスクトップパソコン、ノートパソコン、音楽プレーヤー、そして携帯電話の4カテゴリーでトップを独占しているという結果になりました。
結構iPhoneを持っている人の満足している姿をみてiPhone買った人って結構いるんじゃないかと思うんですよねぇ〜。今までにあげた、
「かっこよかった。」 「おバカなアプリで爆笑した。」 「便利そうにiPhoneを触っていた。」
こういうことを目の当たりにしてiPhoneに購入を決めた人は少なくないと思います。
日本のケータイが悪いわけじゃないんです。ただ同じようなケータイが増えすぎて&もたれすぎて刺激がなかったのではないかと。
そこでフルタッチパネル操作のiPhoneが非常に刺激的にうつり、今のムーブメントが起きたのではないかとか思ったりしている今日この頃です。