こんにちは。エヴァ大好き男するぷ( @isloop )です。
日テレのエヴァ祭りも今日で2週目。先週は、珠玉のエヴァの考察をまとめましたが、今週は監督「庵野秀明」の人間像についてまとめたいと思います。
調べれば調べるほど「庵野秀明」という人は面白い!
大の風呂嫌い!1年間入らなかったこともある。
大の風呂嫌いの庵野秀明氏。これはかなり有名な話で、庵野秀明氏が湯船につかったらお湯が灰色になったという逸話もある。
この生粋の風呂嫌いである庵野氏を間近でみていたGAINAX元社長岡田斗司夫氏は以下のように語っている。
当時、庵野だけでなく僕も風呂に入らなかった。
僕は2週間ぐらい平気だったけど、庵野は桁違いの半年とか1年とか風呂に入らない。僕も庵野も主張は同じで、「風呂に入らなくても死なない。死なないことを毎日、習慣でする奴は時間が余ってるからだ。オレにはやることがあるので、余ってる時間などない。ゆえに風呂になど入らない」
それでも当時の僕は、2週間で髪が痒くて入ってしまった。庵野に聞くと、一ヶ月あたりで「痒くなくなる」らしい。
やはり天才は常軌を逸している。
嫁は同じアンノの漫画家「安野モヨコ」
実は庵野秀明氏の奥さんは同じアンノである漫画家「安野モヨコ」氏である。
その安野モヨコ氏が庵野秀明氏の生態を綴ったマンガ「監督不行届」がかなり面白い。
この記事でもその本を大いに参考にしている。庵野秀明ファンならぜひ一度は読んで観るべし。最近アニメ化もされている。
アオイホノオの漫画家「島本和彦」と同級生。
現在、テレビ東京で毎週金曜日に放送されているドラマ「アオイホノオ」の原作者である漫画家「島本和彦」氏は、実は同じ大学の同級生である。
大学時代にはほとんど交流はなかったようだが、島本氏はバキバキに庵野氏をライバル視してたらしい。
ちなみに、ドラマ版、マンガ版のアオイホノオにも庵野秀明はほとんど主人公扱いで登場する。むちゃくちゃ面白いのでぜひチェックして欲しい。(ヱヴァ破を見終わった後は、アオイホノオだ!)
エヴァが猫背なのはウルトラマンの影響!?
ウルトラマンが好きすぎて、自分がウルトラマンを演じて監督も務めた自主制作動画「帰ってきたウルトラマン」(通称「庵野ウルトラ」)はそのあまりの完成度の高さに、後に円谷プロダクションの許諾を得ることになったのは有名な話。
ちなみにエヴァが猫背だったり、真ん中にコアがあるのは、ウルトラマンの影響といわれている。
今夜放送されるヱヴァンゲリヲン新劇場版:破には至る所にウルトラマンオマージュが溢れているのでそれをチェックしても面白い。
映画「風の谷のナウシカ」に参加した際、宮崎駿に「人間ヘタだね」と言われる。
庵野爆発と呼ばれるほど、カッコ良くて非常にスカッとするエフェクトを生み出す、アニメーター時代の庵野秀明氏。下の動画は庵野氏が参加した自主制作動画「DAICON IV」。庵野氏が手がけた3分から始まる揺り戻しのある爆発のエフェクトは圧巻の一言。
しかし、この迫力あるエフェクトとは裏腹に人間を書くことにあまり興味がないとも言われている。宮崎駿氏に「人間ヘタだね」と言われたこともあるとか。(もののけ姫はこうして生まれたを観ているとこのシーンの実写版が容易に想像できるw)
庵野氏のナウシカ制作にまつわるエピソードは「庵野秀明の「風の谷のナウシカ」回想録 | ジブリのせかい」で読める。
ナウシカ7巻を大絶賛。映画化したいと宮崎駿に昔から強烈に嘆願。実現か!?
風の谷のナウシカの巨神兵が口からエネルギー弾を放つシーンを描いたのは庵野秀明氏というのはあまりにも有名。
庵野氏は漫画版「風の谷のナウシカ 7巻」を絶賛しており、この7巻を映画化したいとずっと宮崎駿氏に強烈に嘆願しているらしい。
ずっと「ありえない」と断っていた宮崎駿氏だったが、風立ちぬで庵野秀明を起用してから「庵野ならやらせてもいいかな」と態度を軟化。
先日、ジブリの鈴木プロデューサーも宮崎駿の後継者は庵野秀明だと発言し、俄然「ナウシカ2」が作られる可能性は高まったといえる。
庵野秀明のナウシカ愛は、ポッドキャスト「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の2010年1月12日「庵野秀明さんれんが屋へ!2」で語られているのでファンはぜひ必聴を。
ちなみに、巨神兵のシーンは今だに納得がいっておらず、もう少し時間があればもっと良い物ができたと悔やんでいるようだ。その辺の話も「庵野秀明さんれんが屋へ!2」で聞くことが出来る。
【Link】鈴木敏夫のジブリ汗まみれ – Podcast
- 価格
- ¥3,072 (2016.09.09時点)
- 著者
- 宮崎 駿
- 種類
- コミック
綾波レイと同じく「肉魚が一切食べられない」庵野秀明。
エヴァTV版の第拾弐話「奇跡の価値」で有名な「私、にんにくラーメン、チャーシュー抜き。」というセリフ。
綾波レイは肉も魚も食べられないですが、この設定は庵野秀明氏自身の偏食癖からきている。
庵野氏曰く「自分で動く物はダメ」とのこと。(鈴木敏夫のジブリ汗まみれの庵野秀明さんれんが屋へ!より)
希代の偏食家!主食は「サッポロポテトバーベQあじ」
ヱヴァQのQはサッポロポテトバーベQ味から来てるとも言われるほど、サッポロポテトバーベQあじを愛する庵野秀明氏。
これもとても有名な話で、庵野秀明氏の嫁である安野モヨコ氏の監督不行届(第5話)にも、アオイホノオ(11巻)にもそのエピソードが出てくる。
そのほかに、ベビースターラーメン、歌舞伎揚げなどのお菓子を主食としていたとのこと・・・。おそるべし庵野秀明氏。
毎週日曜日の戦隊ものはかかさず観ている。
これも奥さんである安野モヨコ氏のマンガ「監督不行届」に出てくるエピソード。
昔からもの凄いオタクだったという話はよく出ているが、これだけ有名になってもまだ戦隊ものを追っているというのは何だかほんわかしてしまう。
調べれば調べるほど庵野秀明氏は面白い!
いやいや面白い人ですね。調べれば調べるほど、勝手に想像していたエヴァの監督とは違った人間像が見えてきて、そのギャップがたまらない。