自分の理想の食堂はこんな感じだ。
客のおっちゃんが酒を煽って「あっはっはっは!まじ酒うめー!」とがなり、お店の中を駆け回りハキハキと注文を取っていくおばちゃんがいて、厨房には、主人がねじりはちまきを締めて目を血走らせながら鍋を振るい、次々と美味い料理を作っていく食堂。
そんな荒々しい食堂にいってみたかった。残念ながら地元の福井にはなかった。
しかし、個人店が元気な東京にはあるんじゃないかと思って、この何年かいろいろな食堂に入店してみた。しかし、残念ながら理想の食堂は見つからなかった。
この間久しぶりに孤独のグルメを見た。三ちゃん食堂の回だった。
見終わって思った。「これや!きっとこれが理想の食堂やったんや!」
早速。今日行ってみた。
やっぱりそうや!理想の食堂はここやったんや!
孤独のグルメの劇中そのものの活気溢れる食堂「三ちゃん食堂」
入店して驚いた。
大体、ドラマとは大げさに作っているもので、ドラマや漫画で紹介されている店にいっても雰囲気がそのままだということはほとんどない。
しかし、三ちゃん食堂は孤独のグルメの雰囲気そのものだった。三ちゃん食堂に入ったのは2時頃である。
ドラマで描かれている通り、真っ昼間の、ど平日だというのにほとんどの人が一杯やっていた。しかもみんな楽しそうだ。お客さんもマックス50席くらいのところに、7割は入っていた。すでにお昼のピークではないのに凄い活気だった。
今回注文したのは番組で紹介された「ネギ肉いため」「焼き肉ライス」「チーズ入りソーセージ」の3品。↓↓
(葱の甘味とシャキシャキ感と豚肉の味がしっかり絡み合った逸品。見た目に反して後味すっきり。パンチが効きつつさっぱりしているなんて無敵じゃないか。)
(ふらっとQUZUMIのコーナーでなぎら健壱がオススメしていた逸品。ビールを片手にすればもっと美味しかったろう。ガツンとしょうがだれが効いて美味以外なにものでもない。)
(頼むか頼まないか非常に悩んだが、頼んでしまった。プリッとしたソーセージの食感とかみしめた瞬間口に広がるチーズのコクがもうたまらん!これもビールと一緒に頼めばさぞ美味かったろう!)
いやーどれも美味かった。
この3品、漢なら好きに決まっている塩っ気の効いた非常にパンチの効いた味になっている。きっと酒飲みのための味付けになっているのだろう。それでいてどれも全然しつこくないから不思議だ。一度箸をつけたら最後。完食まで箸が止まらない。
ダイエット中だというのになんたることだ。今日はおかげで晩飯抜きだ。しかし、こんな美味いモノが目の前に出ているのに食わないのは罰当たりだ。
残念ながら、ご主人の姿が確認できなかったが、真っ昼間から楽しそうに酒を飲んでいるお客さんと、お店の中をせわしなく駆け回りハキハキと注文をとっていくおばちゃんの姿を確認できた。
ここは追い求めていた理想の食堂に違いない。終始ニヤニヤしながら食べてしまった。
また絶対来ることになるだろうが、近所にこんな食堂があったなら・・・。
東京に三ちゃん食堂的なお店があるならぜひ、 @isloop までご連絡ください。
東京にはもっと三ちゃん食堂的なお店が必要だ!!