【iPhoneアプリ開発者に超朗報】App Storeに3つの大変革。「月額課金の制限撤廃」「アプリ審査時間の迅速化」「アプリの露出改善」

ちょっと、1アプリ開発者として見逃せないニュースが飛び込んで参りました。

WWDC直前の重大独占ニュース！：App Storeに加えられる3つの改善――林信行がフィル・シラーにインタビュー (1/3) – ITmedia PC USER

なんと、林信行氏がアップル幹部のフィル・シラー氏に行ったインタビューによると、この度App Storeが大きく改善し、「月額課金の制限撤廃」「アプリ審査の迅速化」「アプリの露出改善」の3つが行われるようです。

月額課金の制限撤廃

まず月額課金の制限の撤廃。

これまで、iOSでは映像／音楽の配信アプリ、ニュース配信アプリ、そしてオンラインストレージなどのクラウドサービス用のアプリでしか月額課金を行わないという開発者向けルールがあった。しかし、今回の変更により、実質的にこうしたジャンルによる縛りがなくなり、ゲームなどほとんどのカテゴリーの製品で月額課金ビジネスの展開が可能になる。

引用元：WWDC直前の重大独占ニュース！：App Storeに加えられる3つの改善――林信行がフィル・シラーにインタビュー (1/3) – ITmedia PC USER

月額課金の仕組みをアプリに取り入れるにはこれまで高い高いハードルがありました。しかし、これが今回の改善で大幅に緩和されるそうです。いやージャンル撤廃は嬉しいですね。待望と言っていいです。

正直、これまでの売り切りの形だとこのまま改善し続けることは難しいと感じていました。アプリのダウンロードにはお金を払っていただけますが、その先のアップデートは基本無料となってしまいますからね。

バグの改善は無料で当然ですが、新機能をつけても無料というのは非常に厳しいと感じていました。

しかし、月額課金ならば。これからリリースしていくアプリはこの仕組みを大いに考えることになりますね。

ちなみに、月額課金は、今まで「開発者70」：「Apple30」の取り分でしたが、初年度は従来通りのままではありますが、2年目以降は、「開発者85」:「Apple15」の取り分に変わるようです。これはますます月額課金を考えることになりますね。

アプリ審査時間の改善

もうすでに始まっているようですが、アプリ審査時間の改善が行われるそうです。

App Storeの1つ目の改善点「アプリ審査の改善」では、この審査期間を審査のプロセスそのものを見直して最適化し、審査に使用するツールを改善し、スタッフの見直しを行うとで、「審査の質を落とさずに大幅に短縮した」という。この改善は既に数週間前から始まっており、現在では提出されたアプリの50％は24時間以内、90％は48時間以内に審査を終えている。Twitterではアプリの審査がたったの8時間で終わったことに喜びの声をあげる開発者もいた。

引用元：WWDC直前の重大独占ニュース！：App Storeに加えられる3つの改善――林信行がフィル・シラーにインタビュー (1/3) – ITmedia PC USER

先日、アプリを2つアップデートしましたが、確かに従来よりもかなり審査が早かったですね。

この新しい仕組みが使われていたのかどうかは定かではありませんが、審査時間が大幅に短縮されるのは願っても無いことです。

今まで1週間や10日はザラでしたが、たった2日で終わる日が来るなんて・・・。

アプリの露出改善

また、アプリの露出も改善されることになるそうです。以下の4つの手段を持ってアプリの露出を改善していくそうです。

施策の概要は本記事の1ページ目で紹介したが、現時点で明らかになっているのは、以下の4つだ。
・「おすすめ」タブで既に持っているアプリを非表示にして、他のアプリの露出機会を増やす
・カテゴリータブの復活
・3D Touchでお勧めアプリを共有
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引用元：WWDC直前の重大独占ニュース！：App Storeに加えられる3つの改善――林信行がフィル・シラーにインタビュー (3/3) – ITmedia PC USER

今よりも確実に良くはなりそうではありますが、Androidが、インストールしなくてもURLをクリックするだけでアプリを使えるようにするInstant Appsを導入する中、この4つだけの施作では正直微妙ではありますね・・・。

まぁこれに関しては、WWDC2016の基調講演でさらなる発表があるかもしれませんが。

今のApp Storeの仕組みはせっかくいいアプリを作っても宣伝をしっかりしないと、確実に埋もれてしまいます。この先の環境づくりに期待ですね。