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トランプ氏、AppleのCEOティム・クック氏と電話会談。「我々は非常に大きな減税を行なうつもり。」

来年からアメリカの次期大統領就任する、ドナルド・トランプ氏が、AppleのCEOティム・クック氏と電話で会談を行ったようです。

Appleの製品は中国などで製造されていることは有名ですが、雇用を生み出すためにアメリカで製造してほしいと伝えたそうです。

アップルのティム・クックからも電話がありました。私は、「ティム、私にとっての本当の成果ととなるもののうちのひとつは、アップルは中国やベトナムなどに行くのではなく、アメリカに大きな工場を建設し、あなた方の製品をここで作ることです」と伝えました。彼は「それは理解しています」と言いました。私は「我々はあなた方にインセンティブを作り出せると思うし、あなた方はそれをやろうとしていると思います。我々は企業に対して非常に大きな減税を行なうつもりですし、それに関してはあなた方も歓迎するでしょう」

引用元:ティム・クック、大統領当選後のドナルド・トランプに電話。その内容は?|ギズモード・ジャパン

Appleが中国でiPhoneを製造するのは、やはり製造コストを抑えられるからです。

米国でiPhoneを製造した場合100ドル(日本円で11,300円)くらい今より高くなると言われています。

iPhoneのコンポーネントではタッチスクリーンディスプレイとチップ部品がコストの多くを占める。半導体工場は数年おきに新しい世代の設備に更新する必要があり、設備投資に対して人件費はごくわずかなため、米国に建設してもコストはあまり変わらないという。それでもすべてのコンポーネントを米国内で製造する場合、アジアとのコスト差は大きい。原料は国外から輸入し、コンポーネントを米国で製造した場合のコストはシナリオ1よりも30~40ドル増加し、最終製品の価格は最大で100ドル高くなるとデドリック教授は予測しているとのこと。

引用元:iPhoneを米国で製造すると価格はどうなる? 米国内の雇用は増える? | スラド アップル

とはいえ、トランプ氏は米国で製造する場合、特別なインセティブを作り出し、企業に課せられる税金を大幅に引き下げるとも、ティム・クックに伝えたそうです。

今すぐiPhoneの価格が上がるとは考えにくいですが、iPhone 8やiPhone 8sくらいにはちょっと価格が高くなる未来もあるかもしれませんね・・・。

いやはや、Appleの製品と価格はこの先どうなるでしょうか。

ただ、もし仮に中国から全くAppleの製品が製造されなくなった場合、事前のリーク情報が物凄く少なくなってAppleの発表会は今よりも楽しくなるかもしれないですな・・・。お国柄・・・。