MP3、WMA、AAC、oggと圧縮音楽規格は、いくつもあるんですが、これらにあげたのは、元の音楽データを人間の聞こえないはずの部分をカットしてさらに圧縮して、大幅にデータを減らす圧縮方法。
だから圧縮しても音質はほとんど劣化せず聴こえるというしくみなんですが、いくら人間が聴こえないはずの部分といっても、なぜかこの部分をカットすると、どうも音質は低下するみたいです。
んじゃどうするか?
カットしなければいいんです!
との考えのもとで出来たのが「可逆圧縮フォーマット」というものです。カットして圧縮するわけではなく、ただ圧縮して音楽再生時に元に戻して再生するというものです。こうすれば、無圧縮のWAVファイルと、変わらない音質で再生できるのです。
可逆圧縮フォーマットは、WMA Lossless、Monkey’s Audioと色々あるんですが今回紹介するのは、「Apple Lossless」です。 これはiPodでも再生可能なので、可逆圧縮フォーマットはApple Losslessを使うのがオススメですね。 肝心の圧縮の仕方は下のとおり。(めちゃくちゃ簡単です。)
・iTunes6
CDやWAVEファイルをApple Losslessに圧縮できるフリーソフト。
Apple Lossless変換方法
1) まずiTune6をインストールしましょう。 そしてCDをCDドライブにいれます。すると、iTune6が勝手に起動してくれるはずです。(しなかったら自力で起動しましょう。)
2) つぎにメニューの「編集」→「設定」にいきます。
3) そして「詳細」タブの「インポート」タブにいき、設定を以下のようにしてください。あとは「OK」をクリックして設定は完了です。
4) あとはApple Losslessにしたい曲を選択して、右クリックして「選択項目をAppleロスレスに変換」をクリックして完了です。出来たApple LosslessファイルはiTuneの保存フォルダにあります。(メニューの「編集」→「設定」→「詳細」タブの「一般」タブで確認できます。)
5)最後は聴きくらべてみましょう。Apple Losslessは基本的にiTune、iPodでしか再生できませんが、foober2000で再生したい場合はALAC decoderプラグインをダウンロードしましょう。
どうでしたでしょうか?MP3などに比べると抜群に音質はいいはずです。弱点は大体一曲につき30MBにもなることですねぇ^_^;(WAVEファイルの約半分) 全部Apple Losslessにするのでは無く、気にっている楽曲のみにしたりするといいですね。 事実上最強圧縮音楽規格「Apple Lossless」ぜひお試しアレ♪
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