ジョブズが、公式に英文にて Thoughts on Flash にて、なぜFLASHを搭載しないかを語っています。
というわけで簡単に何をいっているのかまとめてみました。
1. FLASHはオープンじゃない。
AdobeはFLASHを100%独占しており、また、オープンにしていないから制御しきれず、HTML5のように低消費電力に実装できないと語っているようです。
2. full webとは。
Adobeは繰り返し、ウェブ上の75%のビデオはFLASHのため、完全にウェブにアクセス出来ないといっているけど、そんなことはない。
iPhoneやiPodではほとんどすべてのビデオを利用することができるし、ウェブのビデオの40%であるYouTubeも最高の形で見ることができるといっているようです。
また、Adobeがいっているフラッシュゲームがプレイ出来ないという理由も、App Storeには幸いにも50,000のゲームがあるし、その多くが無料だとも。
3. FLASHはセキュリティとパフォーマンスに問題がある。
シマンテックは2009年にFLASHにはセキュリティに問題があると強調している。我々とAdobeはその問題を解決に努めているが、ナシのつぶてである。
我々はそんなFLASHをいれてまでセキュリティを損なうことはしませんといっているようです。
4. FLASHだとバッテリーを多く消費する。
FLASHを使うとバッテリーの消費が激しいといっているようです。
5. FLASHはタッチ操作を考慮していない。
FLASHはあくまでパソコンのマウスで使うために設計されているため、タッチ操作のiPhone、iPadにはそぐわないといっているようです。
6. FLASHでは、iPhoneやiPodのパフォーマンスを最高に引き出せない。
FLASHはオープンじゃないし、タッチ操作も考慮してないし、技術にも欠陥があり、さらにクロスプラットフォームなスタンスであるため、これではiPhoneやiPodのパフォーマンスを最高に引き出したアプリを作ることは出来ないといっているようです。
ジョブズの結論。
FLASHはあくまでPCの時代に作成されたPCとマウスのものであり、モバイル時代の低消費電力で、タッチインターフェイスで、オープンなウェブ標準にそぐわないものであるといっているようです。
するぷの感想。
まぁ、各ニュースサイトでジョブズがこう語ったと噂されていたことが、すべて凝縮された話ですねー。
まぁもっと簡潔にいえばFLASHフルボッコ、HTML5バンザイ!といったところでしょうか。
まぁ、ここまでいっちゃった以上、もうiPhoneやiPadにFLASHは搭載されることはないでしょう。
別にそこには文句はないのですが、問題は他のAdobeの商品がMacやiPhoneから消えるというのは無しにしてほしいですな〜。