こないだ彼女とドライブしている最中に聞いた話である。彼女はこう僕に話を持ちかけた。
「こないだ友達のクルマに乗ってた時に、その子、水樹奈々の曲をかけていたんだけど、一緒に乗り合わせてた一般の子(水樹奈々を知らない子)に、あんた、こんなの聴いているの?といわれていたよ。」
「えっ!?」
そのとき僕はドキッとした。水樹奈々を全く知らない一般人が水樹奈々の曲をJ-POPとして聴けていないことに・・・。
僕は今まで水樹奈々や茅原実里の曲は、なにも知らない一般人が聴いたところでJ-POPと認識するだろうってことで、出勤時の車内では結構ガンガンに聴いていた。
たとえ、踏切の交差点で高校生が僕のクルマを通過していってもボリュームは下げず普通に聴いていたのである。
彼らもやっぱりわかっていたのだろうか?そしてこう思われていたのだろうか?
「あの人毎朝アニソンばっかり聴いてるぜ(笑)」と。
やっぱりアニソンの音楽って一般人の耳でも識別可能なのだろうか?
もちろん決まっている。
アニメの主題歌、もしくはイメージソングになった曲がいわゆるアニソンである。
それは以前書いた「結局ヒップホップとかR&Bとはナニ?音楽ジャンル別定義とルーツまとめ。」でもまとめている。
アニメソング(anime song,略してアニソン)とは、オープニングテーマ(OP、主題歌)、エンディングテーマ(ED、副主題歌)、劇中挿入歌など、何らかの形でアニメ作品に用いられることを念頭に製作された歌曲。
そして、J-POPとは日本で流行っている曲である。
J-POP(ジェイポップ)とは、日本の歌唱付きポピュラー音楽の内、比較的若い世代に好まれる物を総称した音楽ジャンル名。FMラジオ局のJ-WAVEによって作られた言葉である。
いろいろ考えてみましたが、結局よくわからない。
というのも、その一般人は予備知識なしで、音だけで水樹奈々の曲がアニソンであるということを当てている。
歌詞なのか?
いやいやそんな電波なフレーズはどこにも見あたらない。
曲調なのか?
いやいやそんな可愛い音ではないし、むしろJ-POPを凌駕する格好良さだと思う。
しかも、スピーカーからの音だけだから、その一般人は水樹奈々を見たことすらないわけだ。
となるとやっぱりわからない。
んじゃどうやってその一般人は、その差を見抜くことができたのだろうか?
もう水樹奈々、茅原実里らアニソン歌手を知ってしまっている僕には一生理解が不能なのかもしれない。