昨日、iPhoneのDockを買おうと某家電量販店を訪れたのですが結局なくて、トボトボ帰ろうとしたところ、ウォークマンXシリーズに触れるコーナーがあったのでベタベタ触ってきました。
その時感じた、なぜウォークマンはiPodにシェア争いで勝てないのかという理由を書いてみます。
まずありきはiPodのデザイン。
僕にとってiPod一番の魅力はここ。そう、iPodはカッコイイんです!
僕の初めてのiPodとなったiPod videoに初めて触れたとき電撃が自分の中で流れたのを覚えています。純白をガラスで覆った美しい表面、そして自分の顔が写る程光り輝く裏の鉄板。それはまるで陶器のような質感でした。
この外見に惚れたせいで和洋風◎はiPod裏技カテゴリを設けたといっても過言ではありません
iPod・iPhoneの手触りは格別。
そしてiPodは外見だけじゃなく手触りも素晴らしい。ボディはスベスベかつ手になじみ、吸い付くところではきちんと吸い付くクリックホイールの手触りは素晴らしいとしかいいようがない。
iPhone 3GSにおいては、耐指紋性撥油コーティングの甲斐もあってスクリーンの触り心地が抜群です。指先をスクリーンに触れたときの感触は、例えようの無い気持ちよさです。
そんなiPodに触れるとウォークマンがチャチく見えてしまう。
素晴らしい音質と、iPod touchと遜色ない機能をもつウォークマンXシリーズですが、やっぱり買おうと手が伸びない。言葉は悪いのですが、価格の割にどうも安物のような感じがしてしまうのです。プラスチック感がとてもするというか・・・。
iPodの高級感あふれるデザイン、そして手触りを経験してしまうと、ウォークマンがどうも野暮ったく見えてしまうのです。
これはiPhoneと他の日本製ケータイと比べてもそう思うのですが、あの陶器のような質感に一度触れてしまうと心がやられてしまうんです
これはApple信者乙といわれても仕方ないところなのですが感動するぐらい良いのだから仕方が無い。(汗)
iPodは長年シェア1位だからアクセサリや裏技も多い。
和洋風◎的にはココを声高にしたいのですが・・・
なまじ使っている人が多いから、世間もiPodのアクセサリを沢山だしてくれます。そして便利なソフトやノウハウもたまっていく訳です。
どんどんカスタマイズできる楽しさはウォークマンにはないところでしょう。
しかしながらiPodはウォークマンに音質が大きく負けているのは認めざるを得ない。
「イヤホンを高級イヤホンに変更すれば問題ないじゃん。」
iPodの弱点の一つとして、たびたび音質が悪いと言われるたびに自分にそう言い訳してましたが、昨日ウォークマンXシリーズを初めて試聴してみてノイズキャンセラーの素晴らしさに圧倒されました。
別にウォークマン付属のヘッドホンではなかったにも関わらず、きっちり周囲のノイズを遮断してくれるところは、さすが技術力のSONYだなぁと。
ウォークマンがシェアを伸ばすには?
いつまでたってもAppleはカスタムイコライザをiPodに搭載する気はないっぽいし、「音質を上げる!」って気はあまり無いと思います。どちらかというと音楽以外の機能をいかに詰め込むかことに力をいれている気がします。
ウォークマンがシェアをとるには音質を上げることに、もっと徹底的に力を入れた方がいいんじゃないかなぁ~と思います。
徹底的に音質にこだわり、あえて機能を音楽再生にしぼり、その分価格を大幅に下げて独自のキャラを出した方がいいんじゃないかと。
いつまでもiPodのようなデザイン、機能をただ追ってるようじゃ、この差はなくならないのかなぁと。せっかく素晴らしいノイズキャンセラのような素晴らしい技術があるのだから、マルチなiPodから逆をいって音質にこだわりまくった尖ったモノになってくれるといいんですがね〜。
iPodの逆をいく木製デザインのウォークマンとか、ultimate earsイヤホンが標準搭載されるとかだったらかなり面白くなりそうな気がする・・・。
関連:iPodが携帯音楽プレイヤーのシェア首位を奪還、ウォークマンを再び引き離す。
関連:SONYのウォークマンが約4年8か月ぶりに販売シェアでiPodに競り勝つ!