毎年、この時期に確定申告に頭を悩ます事業者の方は多いと思います。
僕もこの時期になったら、だいたい1週間くらいは確定申告に没頭するのですが、本当毎回大変なんですよね。
なるべく早く終わらせたいのですが、慣習でずっとWindows版のやよいの青色申告を使っていました。
しかし、通帳の自動取り込み機能とか、クレジットカードの自動取り込み機能など、他のサービスを使わなければならなかったり、途中でエラーが出たりして色々微妙なので、そろそろ鞍替えしなきゃいけないかなぁと思っておりました。
そこで試しに話題のfreee
いつも1週間はかかる確定申告がなんと今年はたった二日で終わりました。 Viva!Freee!
というわけで、Freeeを使ってみてよかったことをレビューとしてまとめてみたいと思います。
1. Freeeも発生主義で行ける。
去年も少しFreeeを使ってみたのですが、あまりにも簡単設計すぎて細かな入力が出来ないのかなと思ってました。
また、Freeeは現金主義でしか会計できないという噂も手伝って導入を見送ったのですが、全然発生主義で記帳できました。
詳しくは、以下のページが詳しいです。
2. 圧倒的自動化。通常1週間かかる確定申告作業がたった2日で終わった。
やよいの青色申告では、色々他のサービスと連携しないと、銀行の通帳取り込みとか、クレジットカードの自動取り込みができませんでした。
しかし、Freeeはデフォでその機能を持っているので、サクッと入力が終わらせることができました。
また、僕は地方のマイナー銀行も使っているのですが、そこにも対応していたのが驚きでした。ここまで手厚いともう手放せませんね。
3. 痒いところに手がとどく設計。
Freeeは自動入力機能に長けていますが、どうしても現金でやりとりした部分は手で入力しなければいけません。
しかし、そんな手作業の部分もしっかりカバーしてくれるのがFreeeです。
例えば、勘定科目を入力するときです。
通常、ローマ字モードにしないとショートカットが使えなかったりしますが、Freeeは日本語入力モードのままでもショートカットが使えたりします。
また、Tabキーによる入力欄の移動も出来ますし、コンマの入った数字でもわざわざコンマを消す必要がなく入力できてしまいます。
こういった非常に痒い部分もしっかり手がとどく仕様になっています。
いやー本当によくできています。
確定申告作業にちゃんとムカついた人が、なるだけ快適に済ませるためにしっかり作っているんだなーと感心しました。
あと、チャット機能がとても優秀でした。わからないところを人が素早く、懇切丁寧に教えてくれるので非常に助かりました。
4. 去年に比べて、ブラウザからだけどだいぶ快適に入力ができる。
去年、Freeeの導入を見送ったのは入力が非常にもたついていたというのもありました。
しかし、一年たって改めて使ってみると非常に快適に入力できます。ブラウザが進化したのかFreeeが進化したのかはわかりませんが、非常に快適に入力できます。ネイティブなアプリで記入しているかのような快適さです。
技術の進化に乾杯です。
5. やよいの青色申告からFreeeにデータを移行できる機能もある。
なかなか移行を踏み切れない理由の一つに、データの移行はできんのか問題があると思います。
しかし、Freeeはやよいの青色申告からデータを移行できるツールを用意してくれています。(右上のインポートボタンから)
僕もこのツールを利用して勘定科目データの移行をしました。ただ、仕分日記帳の移行の時はエラーが出ちゃいましたが。このへんの改良は是非お願いしたいところですね。
6. やよいの青色申告よりも若干だけど安い。
毎年、確定申告用紙の仕様は変わるため、やよいの青色申告も毎年買い換えていました。
最新版のやよいの青色申告だと、Amazonで10,553円ですね。また僕の場合、Mac上で動かしていたため、Parallels Desktop(6426円)も毎年買い換えていたので、結構な出費でした。
Freeeだと年9,800円で利用できちゃいます。
また、今年だけ試しに使ってみるなら980円だけで済ませることもできますし、無料でテストすること
あとがき
以前試してみてから、久しぶりに触ってみましたが、非常にサービスがこなれてきてるなと感じました。
この使い勝手の良さを味わってしまうと、正直もう戻れないなと感じます。他の同様なサービスに比べて少し割高ですが、サービスの手厚さが価格に現れているのでしょう。年間1,000円くらいの差しかないのなら全然OKです。
和洋風KAIはfreee