Amazonプライムビデオに、過去のM-1 2001〜2010までが追加されていた。
「M-1 2016」が12月4日に開催されるが、これはいい機会だと一気見してしまった。いやーやっぱり面白い。
2001年と2002年はなぜか敬遠して今まで見てなかったのだが、この二つのM-1こそ真に面白いのだと気付いた。
もちろん漫才も面白いのだが、審査員と漫才師のガチンコぶりがハンパないのだ。出場している芸人が審査員に罵倒されまくっているのだ。
何と言っても2001年から2002年の点数のつけ方は本当に辛い辛い。十分面白いのにそんなひどい点数つける?と思うものがいくつもあった。
特に第2回の立川談志がスピードワゴンの漫才の寸評を語るときの空気と言ったら・・・。
淡々とダメだよと語る談志。それを聞きながら明らかにキレている小沢。まさに漫才師と審査員の真剣勝負。
こんなに緊張感があって面白い映像を、なぜ俺はリアルタイムで見てなかったのだと激しく後悔した。
M-1はもちろん漫才がメインの大会である。しかし、プロの漫才師が自信満々に作ったものを厳しく審査される様というのもそれに肩を並べるくらい面白かったんだなと改めてM-1を見直して思った。
そういえば、2015年のM-1は見ていないのだが、審査員が歴代のM-1チャンピオンに変わったらしい。
元M-1選手ということで、中々選手に辛い点数はつけれないと思うのだが、2001年と2002年の、あのピリッとした緊張感の面白さを見てしまうと・・・。
やはり、あの空気はもう二度と生み出せないものかもしれない。
というわけで、M-1 2001とM-1 2002は非常にオススメである。共感性羞恥の人は冷や汗をかくこと必至なのでタオルの用意をお忘れなく。