先ほど、将棋ウォーズをやっていて疑問。
「そういえば、なんで将棋って王将と玉将が存在するんだろう?王将二つでいいんじゃね?」
早速、Wikipediaを見て度肝を抜かれました。なんと、もともと将棋に王将は存在してなかったという記述・・・!
将棋駒にはもともと「玉将」しかなかったようである。平安将棋には「玉将」はあるが「王将」はない。また、11世紀半ばと推定され、最古の将棋駒とされる興福寺境内跡からの出土品には「玉将」が3枚含まれているが、「王将」は含まれていない[1]。 しかし、字体の類似も相まっていつの間にか「王将」も使うようになったと言われている。
引用元:玉将 - Wikipedia
えええええ!
なんとなく玉将が王将のパチモノだと思っていましたが、逆だったのですねぇ。
ではなぜ王将と玉将が存在するようになったのか? Wikipediaにはこう書かれていました。
「王将」と「玉将」には実質的には違いはないが、「天に二日なく、地に二王なし」との言葉に基づき「王将」は1枚とし、上位者(後手または上手)が「王将」を使い、下位者(先手または下手)が「玉将」を使うのが慣例となっている。
引用元:玉将 - Wikipedia
なるほど。王は二人いらないというわけですか。
元々無かった王将を上手を使うというのがちょっと違和感でしたが、将棋は、上手が王の座を守り、下手が王の座を目指すゲームだとすれば自然に感じてきました。
ただ、将棋の駒である玉将、金将、銀将は人ではなく宝物の意味だそうです。
駒の種類である玉将の「玉」、金将の「金」、銀将の「銀」はいずれも宝物の意味であり[8]、本来は2つとも玉将で構成されている双玉であったと考えられている[8]。
引用元:将棋 - Wikipedia
勝手に将棋の駒を脳内で擬人化してたけど、(銀将は渋い髭を長く蓄えた将軍とか)宝物だったとは・・・。
将棋を覚えて長く経ったけどなんかちょっと違うものに見えてきたなぁ。
スッキリ!