ドメイン

日本のウェブサイトなどで良く見かける「co.jp」「ne.jp」「go.jp」「or.jp」は一体なんの略なんでしょうか?

この4つは法人やお硬い組織が使えるドメインであることはなんとなくわかるのですが、その意味は一体なんなのでしょうか?

調べてみました。

「co.jp」「ne.jp」「go.jp」「or.jp」はなんの略?どういう意味?

まず、co.jp

coは商業を意味するcommercialの略です。

つまり、co.jpは日本の営利法人を表すドメインとなります。取得するには会社を日本で登記する必要があり、 株式会社、合同会社、有限会社、合名会社、合資会社、相互会社などでないと取得できません。また、海外の企業は、co.jpを取得するには日本で外国会社の登記を行う必要があります。

co.jpの取得は、お名前.comや、ムームードメインや、さくらインターネットなどで取得費用2,460円&1年更新費用3,780円くらいから取得できます。

次に、ne.jp

neはnetworkの略です。つまり日本のネットワークを意味するドメインとなります。

個人でも法人でも取得することが可能で、co.jpと違って非営利組織でも取得可能です。しかし、取得するにはJPRSによると「日本国内のネットワークサービス提供者が、不特定または多数の利用者に対して営利または非営利で提供するネットワークサービス」の条件に当てはまる必要があります。

ne.jpの取得は、さくらインターネットや、CPIなどで、取得費用20,000円&1年更新費用5,000円くらいから取得できます。

次に、go.jp

goは、政府を意味するgovernmentの略です。つまり主に日本の政府機関を意味するドメインとなります。

JPRSによると、「日本国の政府機関、各省庁所轄研究所や、独立行政法人、特殊法人(特殊会社を除く)」が取得できるようです。

我々個人は欲しくても取得できないドメインとなりますね。つまり、日本の政府に関する組織しか取得できません。

go.jpの取得は、さくらインターネットや、CPIなどで、取得費用10,000円&1年更新費用5,000円くらいから取得できます。

最後に、or.jp

orは団体や組織を表す、organizationの略です。つまり日本の組織を意味するドメインですね。

昔はよく見かけたドメインですが、最近滅多に見かけなくなりましたね。

昔はプロバイダがよく使っていたドメインなのですが、多くのプロバイダがor.jpからne.jpに移行したあたりから滅多に見なくなったような気がします。(そういえば昔僕が運営してたホームページも、加入してたプロバイダがアドレスをne.jpに変えたために移行させられたなぁ。)

取得するには、JPRSによると基本的には「財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、独立行政法人、特殊法人(特殊会社を除く)、農業協同組合、生活協同組合、企業組合、その他 AC.JP、CO.JP、ED.JP、GO.JP、地方公共団体ドメイン名のいずれにも該当しない日本に登記された法人」ができます。また、海外の国連等の公的な国際機関、外国政府の在日公館なども取得できます。

or.jpの取得は、ムームードメインや、さくらインターネットや、CPIなどで取得費用3,780円&1年更新費用3,780円くらいから取得できます。

あとがき

何気ない文字列ですが、意味を知ると、どういった組織や個人が運営しているのかを想像できて面白いですね。

スッキリ!