Photo by: Vladimer Shioshvili
ふと思った疑問。
そういえば、「HB」や「2B」のBってどういう意味なんだろうと。
早速調べてみると、三菱鉛筆株式会社にその意味が書かれていました。
HはHARD(ハード:かたい)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほどうすくかたい芯を示し、反対にBの数字が多いほどこくやわらかい芯を示します。
あ、Bはブラックなんですね。HBはハードなブラックってことですか。意外に直球!
鉛筆の硬さと黒の濃さの順番が一目でわかるように表にしてみました。
硬← →柔
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5H | 4H | 3H | 2H | H | F | HB | B | 2B | 3B | 4B | 5B | 6B | 7B |
薄← →濃
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Fなんてのもあるんですね。ちなみにFはどういう意味なんでしょうか?
ぺんしるの「もっと知ってね!えんぴつのこと」によると、Fはfirm。つまり引き締まったという意味だそうです。
さらにFは本来HHBと名付けられても良かったのですが、3文字になってしまうのでスマートじゃないという理由でFと名付けられたそうです。
つまりBとHっていう、まったく別モノのラインが最初にあって、その間の濃さを埋める過程の中でHBが生まれ、さらにFが生まれた。濃さとしてはHHBなんだけど、3文字での表示はスマートじゃないからか、新しくFって記号が作られたってわけだ。こうして、19世紀の段階ですでにFは誕生していた。
いやー長年思ってた疑問が解決してスッキリしました。鉛筆も奥が深い・・・。
てか、もっとわかりやすい表記でいいんじゃねとも思う今日この頃でした。(苦笑)